間違ってないか?選対委員長

 補選が終わった。自民党と野党は一勝一敗、まあ、こんなもんだろう。
 朝日新聞は小渕優子選対委員長が「選挙のカオが務まらなかった。活動は裏方ばかり」と批判めいた記事を載せている。就任直後から各社は小渕氏の「選挙のカオ」を論じており、自民側もそれを目的とした就任であることを仄めかしていたが、そもそも選対委員長は選挙のカオではない。奥に引きこもって選挙戦略を練り、他党特に連立を組む公明党との調整をしたり、全国選挙区の分析をする役割である。役割目的が違っている。
 小渕氏以前の選対委員長を見てみよう。森山裕、遠藤利明、山口泰明、下村博文、甘利明、塩谷立、古屋圭司‥‥一人でも選挙のカオになれるような人はいたか?誰もいやしない。今までの事実が語っているが、選対委員長は花形選挙応援演説者ではないし、人気者が就くポジションではない。超実務者がこの役割を果たす。
 どんな選挙でも選対を組んで目前の選挙に相対するが、とりわけ重要なのが実務の責任者だ。街宣、公選ハガキ、広報宣伝、電話などは責任者を決めて「公選ハガキに関しては、例え候補者や事務局長が口を出そうが、〇〇さんの了承がなければ既定変更をしてはいけない」とシステム化すべきだ。
 よくあるのが偉〜い県会議員の先生や団体のトップなどが現場にズカズカと入ってきて「こうしなければダメだぁ」とぶっ壊してしまうことである。選対は仲間仲良しサークルではなく、学級委員会でもない。戦うためのチームだ。適材適所‥‥多くない人員で難しいかもしれないが、それが理想に近づいた選対が勝利する。
 小渕さん、頑張って下さい。
 

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