矛盾どころじゃない

 英議会でオンライン安全法案が大詰めだ。SNSやウェブサイト運営者に強い自主規制を求め、企業幹部の刑事責任も追及できるという。おそらく将来的に、先進諸国はこの流れに沿っていくだろう。
 そもそもおかしいと思わないのか。過去の文学や文化を否定しかねない放送禁止用語や差別用語規制が闊歩しているにかかわらず、SNSなどは何でもありだ。紙媒体では透けるとか透けてないとか、女性漫画家が女性器を3Dで作ったと裁判までに発展して大騒ぎしている一方、ウェブでは何でもありだ。もはや中学生ですら、通常性交映像程度では胸は踊らないだろう。馬鹿馬鹿しいにも程がある。
 いじめのツールにもなり、もう何人の児童、生徒たち、いや大人ですら死んだのだろうか。どう考えても歪んでいる。政治家としてボヤボヤしていてはいけない。 
 国が動かないなら、地方政治から動かそう。県議や市議にできることは山ほどある。地元の小中学生の命を守ろうではないか。
 携帯電話やPCはアッという間に普及した。しばしば政治は世間に追い付かないことがある。しかしながら放っておいても何とかなるもの、そうでないものの区別はきちんとすべきだ。少子化対策も大切だが、今の子供達の命や安息を奪いかねないものに対する一定の方策として、即刻に動かなければならないと思う。
 落日を言う人もいるが、どっこい、さすがイギリスは民主主義発祥の地だ。
 

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