今日で被爆78年、こんな日に言うのも何だが私は徴兵制論者だ。正確には三徴制度導入論者で、対象者は徴兵、徴農、徴介護の三つから選べる。18歳〜20歳の国民は、半年もしくは一年間、強制的に人手不足の業務に従事する。給料は要望する雇い手と国が折半しよう。
なあに、子供の数は減っているし、最低賃金以下で十分、予算的には大丈夫だ。それでも不足するなら大学を大幅に減らせば良い。自動的に助成金も減る。無用な関連補助金もやめよう。産業側への人手不足対策補助金も相応にカットする。国民の義務なのだから「イヤだから辞めます」なんて超例外を除いて許されない。悪質な徴兵逃れは逮捕される。
外資系を始めとして雇用形態も年棒制などが増え大きく変貌し、昔と違って企業は早く即戦力に仕立てようとする。終身雇用は次第に無くなっていき、学生の方も勤め続ける気はさらさら無く、始めからステップアップ企業移動を目指している。それどころか就職せずに、いきなり起業を志す学生も少なくないとか。
公的教育がもはや社会教育にならないのだから、いきなり社会に出る高校生や大学生は大変だ。雇用保険も失業保険も、国民年金も住民税も、確定申告、インボイス制度も何も教えてもらえない。まして労働者としての考え方とか、労働の中での立ち位置とか、ほとんど知っていないだろう。授業を投げ出してアルバイトに精を出す学生も少なくなった。今は文系でもそこそこ勉強しなければ卒業は追いつかない。勿論インターン制度なんかでは不十分だ。 半年、一年働けば、うまくいけば労働理不尽なんかも体験できる。誰もが主人公に育てられているので、忍耐もそこそこ学ぼう。労働者不足側とのマッチングは効果的だ。
とても良い制度だと思っていた。だが今の自衛隊に無能な訓練兵はさほど必要としないらしい。それよりもハイテク技術の方がより重要になった。それならば徴兵を大幅縮小して、他の人手不足の産業に回せば良いだろう。徴兵は狭き門になるので、希望者で溢れかえる可能性があるが。
他には「徴コンビニ」「徴飲食店」「徴警察官」「徴建設業」「徴デジタル産業」なども考えてみたい。頑張れニッポン。
コメント