暑い日が続く。30度ちょっとなら「おっ、今日は結構涼しいな」などと思ってしまう。子供の頃は30度を越すと、もうどうしようもなく酷暑だった。電気代はかなり高くなった。体感は二倍以上だ。だから朝のうちはクーラーをつけない。今後も値上げされるという。
特に高齢者がエアコンを使わず、熱中症で亡くなる事例が毎年必ずある。年齢に関わらず、生活苦で冷房をためらうケースも少なくないだろう。生活保護に夏加算を求める声が多くなった。ライフライン、それもリアルで命に関わる経費を削らなければならないなんて、もう先進国とは言えないのではないか。
昭和四十年〜五十年頃は一億総中流と言われた。日本は世界で最も成功した社会主義国家と揶揄された。貧富の差が激しくなり、気候変動がますます激しくなると、総中流も良いのではないかと思ってしまう。「まだ日本は世界に比べて貧富の差は小さな方だ」という人は多いが、そんなところで何も諸外国と比べる必要はない。
普通の子供や青少年らが驚くほど英語を話すようになった。日本じゃ稼げないと外資系への就職は激増し、自主的に海外を目指す者も増えていった。グローバル化で、稼ごうとする人間や企業は、より海外を目指すようになった。
企業の業績が良くなり株価も上がったが、国家全体にさっぱり光明が見えてこないのは何故か。私は大きな福祉には反対だし、医療費の削減も何とか達成しなければ国の将来は無いと考えている。生活保護だって本来的には縮小していくべきだ。大きな政府も時代にそぐわないと思う。
しかし今こそ、貧富の差が拡大しないような政策が求められると思う。とりあえず派遣社会の縮小を目指そう。そして雇用の拡大だ。特に若者の派遣は縮小して正規雇用増大の方向を作る。
人手不足解消に向けて、70歳以上の雇用については最低賃金を下げて雇い易くし、プラス所得税を下げよう。老害を無くすために定年延長は65歳までとして、定年者の新たな就職については支援する。そうだ、この法律に準じて、70歳以上の国会議員の給料を三割カットしよう。議員の総数は思いっきり減らして給料は増やさなければいけないが特例だ。
貧富の差を縮小しなければ治安も悪化し、社会全体の活気や固有の文化も輝きを失っていく。日本の良さは徐々に消失してしまうだろう。
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