極端にヒイキしよう

 就学支援に国が動いた。一定条件のもと、私立理工農系の学生に支援を手厚くする。何故理系だけなのか。これは人種差別、いや学歴差別では無いのか?
 全くそうは思わない。これこそ国の将来、指針を方向づける正しい政策の方法だと考える。要するに「理系の学生よ、頑張って日本を支えてくれ。勉強しない文系なんぞ、この際二の次三の次」という国のスタンスだ。理系の学費が元々高いのだから、いかにもそれは言い過ぎだが、方向性としては間違ってはいない。
 科学技術で世界をリードし、地球温暖化をはじめとする環境問題を解決に導き、国家的金儲けをして生きていく。人口減も住環境も、食糧問題も独自の科学技術で乗り切ろう。日本が生きていく道は科学技術しか現状無いのだ。本来はもっと極端に優遇して然るべきだと思う。
 これと思った方向に国家の金を使う。次世代、次々世代、先の有益なる社会形態を目指して金を注ぎ込むのは国家として正しい在り方だ。私は基本的に中国の政治が好きではない。しかしその中国と比べて、日本は先を見つめる政治が極端に遅れているように思えて仕方がない。
 理系の学生に金をかけ、パソコン小僧を発掘・優遇し、ホワイトハッカーを育てるための学校にぶち込もう。ノーベル賞をガンガンとって、世界に日本の技術を高値で売っていく。ドカンと税収が溢れ返り、石油産出国並みに国民は身近な税から逃れるようになる。それどころか高配当のベーシックインカム資金までできて、一般国民が怠け者になってしまったらどうしよう。
 そんな心配は不要だろうが、国や自治体の将来を決める作業は政治家にしか出来ないと、もっと国民も政治家も意識して、投票行動に生かしていきたいものだ。

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