名古屋入国管理局で病死したスリランカ女性に対する不適切発言をした梅村みずほ参院議員が、党員資格停止六ヶ月となり「己の未熟さを痛感する」と処分を受け入れた。与野党から非難された時には「根拠はある。自分の信念からの発言だ」と突っ張っていたが、随分と素直な〝いい子〟になってしまった。
「〜で亡くなったのかもしれない」とした予測の発言に、根拠とはどのようなものなのか実は楽しみにしていた。信念とやらもついでに聞きたかったが、ついに日の目は見なかった。非常に残念だ。
そもそもオフレコでやっちまったことは懇切丁寧に謝ればまだ救いがあるが、国会議員が国会の質問というハレの舞台で言ったことに対しては、最後まできちんと決着をつけなければならない。何しろ国会開催には国民の税金がかかっているのだから。お金以上に国民の生活や平和、生命など国家がのしかかっている。気軽に処分されて気軽に謝られても、釈然としない。
女性市議に関係を強要する幹部府議など、維新は自民以上に度々議員の質が問われるような醜聞が聞こえてくる。「身を切る改革」も大切だが、「身を正す改革」をして、もっと候補者選定を厳しく見極めた方が良いのではないか。候補者の頭数を揃えることだけを目的として、何でもかんでもと出てこられたら迷惑するのは結局国民だ。
コメント