しばしば人口減を憂うることを言っているが、50年後に人口が8000万人になるのは避けようがなく、そうなると防衛、国土保全、インフラ、産業構造、経済、福祉に大いなるマイナス影響が出るらしい。人口が減ればそれなりに縮小された生活を送れば良いと考えていたが、基盤そのものが揺らぐので暮らしが成立しないことだらけになるという。
移民の問題がしばしば出るが、私の周りを見渡しても、移民反対派が多いようだ。私も本音としては反対であるが、そもそも移住者の方だって賃金の安い日本をもう選んでくれなくなるだろう。「一定の知識やそれなりの財産を持った人だけ」来てもらおうとか「どう考えても不足する介護の人材に関しては海外から」などとムシのいい話は、とっくに通用しなくなっていると思う。
私は平和な老後を望んでいるので、50年後は是非とも豊かで楽しい日本であってもらいたい。(もういないけど)そのためにはやはり「これからの日本は何でメシを食っていくのか」という発想が今必要だが、誰もそんなことを言わない。
私は科学技術以外には無いと考える。日本の科学技術で環境を良くして、暮らしを豊かにして、国を守っていく。ついでに金儲けをして、チープな日本から脱却する。そのための公教育、幼児教育、高等教育、理化学教育、エリート教育、IT教育、それらに伴って食育、文化教育などを一度徹底して見直す時期に来ていると思うのだが。
さあ、子どもたち孫たちの世代のために、ついでに私の幸せな老後のためにも、教育政策に携わる官僚、教育に熱い地方政治家、ビジョンを確立すべき国会議員、みんな立ち上がっておくれ。
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