勉強してから出てね

 最近不思議に思うのは、あまりに準備不足なのに市会議員にそのまま立候補してしまう人たちの存在だ。政治活動と選挙活動の区別がつかないのはもちろん、とりあえず立候補説明会で言われた選挙運動さえすれば一応戦いになると思っている。勉強不足以前に、あまりに社会的常識が無さすぎるのではないか。
 いや、ウソを言っているわけではない。本当に多いのだ、こういった人たちが。「地方議員の成り手不足」などといったマスコミ報道に釣られて、思いつきで出てしまうのか。私の事務所にも電話がかかってくる。「市会議員選挙に出たいが、関東で空きのあるところを見つけて欲しい」「僕はキャリア官僚ですごく頭が良いので、どこかの首長になれないだろうか」冗談にもほどがあるってもんだ。
 彼らに共通するのは、選挙を舐め切っているということだ。人と人とのつながり、コミュニケーション、人情や熱血などと無縁の生活を送ってきたのだろう。共通して何となくマザコンのにおいがするのは、私の偏見かもしれないが。
 成り手不足などと言ってないで、さっさと定数削減をするべきだ。どうせ役に立たないのがゾロゾロいるのだから、思い切って人数を半分以下にして、歳費を50パーセント以上アップさせれば良い。それでも経費の大幅削減だ。議員の地位向上にも大いに貢献するだろう。

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