維新が勝つ理由

 奈良県知事選を含め、維新が大躍進した。これには何があったのか。ズバリ第三党としての立ち位置が成功していると思う。
 いつの時代も「自民党はもう嫌だ、でも立憲(民主党、社会党)はもっとイヤだ」といった層が多数存在する。そこで第三極の登場だ。みんなの党はそこそこ成功したし、日本新党、古くは新自由クラブなども例に挙げられよう。それらと違っているのは、かなりの長期に渡って存在し続けていることだ。ライバル政党とまでは言わないが、何となく受けそうな政党がほかに出て来なかったことが大きい。維新はみんなの党が無くなってから、徐々に全国へと進出していった。
 また地方議員を多く誕生させ、その数を増やしていこうという意欲がある。地方議員は地域政治重視、つまり暮らしの政策を有権者に伝え、国政選挙でのパワー源となる。過去の第三極は国政ばかり見つめ、地方議員を育てようとしなかった。
 さらに主張が分かりやすく、しかも一貫している。「身を切る改革」以外に何も言っていないから、それが真っ直ぐに有権者に届けられる。
 維新は大同団結して政権を奪取するとか、自民との連立などして欲しくない。日本新党から新進党の急消滅なんか見ていられなかった。
 永遠の第三極の方が輝き続けられると思う。

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