地方議員の成り手不足が問題になっている。東京都も例外ではなく、荒川区がまもなく成り手不足に突入するという。
何やら最近喧すしいが、後継者不足は何も地方議員に限ったことではない。私の近所の居酒屋も定食屋も、跡継ぎがいなくて閉店してしまった。ずっと以前から農家はさらに深刻で、農業従事者平均年齢が70歳にもなる。人口減が止まらず、さらに東京一極集中が続いて、多くの自治体も消滅していくだろう。人手不足から介護が社会的にままならず、道路をはじめとするインフラが補修されず、国防も国土保全も疎かになってくるに違いない。
急激な人口減が続いているのだからそれもこれも当然だ。もう40年くらい前から少子高齢化が予測されているのに、事実上政治は機能しなかった。国家存亡の危機に近づくまで、誰一人真剣に考えてこなかったと言っても過言ではない。いくら否定しても、現実がそれを証明している。
そんな時代を迎えているのだから、地方政治家なんて減らせばいいだけではないか。一体何を騒いでいるのだろう。人がいないのだから、小都市の市会議員なんて5人くらいが適切だ。ちなみに荒川区議会議員の定数は32。なーんだ、全く心配いらない。全然議員不足なんかじゃない。
世の中は縮小だ。政治が失敗したのだから、国家国民はこれを受け入れなければならない。これからきちんと少子化に向き合える政治家を作っていけば、100年後は回復している可能性も残されている。
少子化問題なんて、政策次第で成果を上げられると思う。最大の問題は子育て〜子供の教育に金がかかり過ぎることだ。小手先の補助金なんて何の役にも立たない。
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