秘密のない時代

 篠田麻里子がダンナと痴話ケンカをした。本来どうでもいい話だが、120分に渡って録音されているという。誰が流したのかと、いつも不思議に思う。この手の事件は本人、もしくはそれに近い人が録っているとしか思えないし、了承があって流出したのだろう。
 政治家における事件も同様だ。大方は周辺が録音していて、それが週刊誌等で明らかになる。園浦衆議院議員も秘書の録音が致命的となった。いや、ほとんどの事件の発露は、もう録音が発端となっている。秋葉復興大臣や葉梨法務大臣の辞任は、録音が必要もないくらい本人が相当にお間抜けだったが。
 安価で高性能なレコーダーがどこの電気屋でも売ってるので、政界が、いや世の中が変わってしまった。パワハラ体質の政治家は気をつけた方がいい。パワハラが無ければ、ほとんどの秘書は録音しようなどとは思わない。セクハラオヤジも同様だ。全ての女性のポケットには、レコーダーが忍ばせてあると考えた方がいい。もう秘密とか、ここだけの話なんて通用しないのを十二分に理解しておく必要がある。
起動しているICレコーダーが身近にあるのを示すセンサー機器があれば、きっと爆発的に売れるだろう。開発して欲しいような、して欲しくないような‥‥。
 もっとも私世代の人間は、録音される政治家も録音する秘書もどうかしてるとしか思えないけど。
 

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