議員会館内の国際会議上で、アフリカ大統領夫人サミットという会議を行った。「子供たちのために、国の母として何をしていくのか」をテーマに、アフリカ大統領夫人らが集まった。夫人のスケジュールが合わなくて、ウガンダは現職の女性首相が出席した。当初は15ケ国が参加の意志を示していたが、4ケ国がクーデターで出席不可能になり、警護人員の経費が捻出出来ないと不参加を表明した国もあった。私は何とも異次元な感覚を持った。
事務方のお手伝いをしたのだが、凄かったのは実質2ケ月の準備期間で、10人にも程遠い人員によって大使館との事前折衝や準備、本番の議事進行や周辺環境の整備などをやってしまった事だ。勿論当日は大勢の人たちに助けられたが、それにしてもよくもまあ、この人数、この陣容で大層な事をやってしまったものである。どう考えてもしかるべき役人レベルの人たちが数十人いて、電博が入り込む規模のイベントだった。
多くの選挙事務所にも言える事だが、極めて脆弱の少ない人員で、選挙を切り盛りできてしまう場合がある。これは何も特殊ケースではなく、迫り来る危機感でイヤがおうにも一致団結して目的に向かって爆進せざるを得ない状況だ。事情が事情だから、もうしのごの言ってられない。そしてもう一つ『本番という締め切りが決まっていられるから』不可能も時には可能にしてしまう。
大統領夫人らの笑顔は何にも勝る勝利だった。
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