緩んではいけない

 非常に惜しい戦いが一つあった。前にここに記した「ほぼ泡沫候補」の事である。
 結果から言うと微差の超惜敗で、わずか数パーセント足りなかった。惜しまれるのは票差ではない。その活動スタンスだ。調査をやって「絶対に無理。立候補を取りやめるべし」と言われ、周辺の人たちはともかく立候補者本人がガックリきてしまった。それから数ヶ月以上、まともな活動ができていなかった。
 相談に私のところに来た際に活動の方向性を示し、周辺の異様な盛り上がりもあって、陣営は猛烈な盛り返しを見せた。その後の分析によって、弱点ははっきりしていた。弱点克服に向かって陣営は動いた。失われた数ヶ月間、多少なりとも活動ができていたらと、相当に本人は悔やまれるだろう。
 勝負事だから「たられば」は無い。結果が実力の世界だ。これから選挙を想定している人たちは(そういう事もあるんだ)と是非とも頭の片すみに刻んでおいてほしい。百歩譲って数日の休日はいい。しかし緩んだ日々はもう戻らない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました