こいつ、フィクサーか

　静岡市長選が早くも荒れている。経済界の重鎮が現職市長に対して「経済界は一致して新人である県の理事を推す。市を二分する選挙はしたくないので、あなたは降りるべきだ」と迫った。そこには三つの理由があるのだが自分の口からは言えないので、それは市長に直接聞いてくれとマスコミに語った。
　コメンテーターは「市民の選択肢を事前に摘むような行動はいかがなものか」と語ったが、それどころの話ではない。この経済界重鎮は「立候補を阻止しようとした極悪人」だ。
「市長は経済界の中で決めるんだから、お前立候補するんじゃねーよ。一般ピープルはこのさい、関係ないからね。市民が市長を選ぶなんて、勘違いも甚だしい」と言ったと同じだ。
　いくら市内ではエライのか知らないが、頭がイカれているとしか思えない。コソコソ隠れてやるなら百歩譲って可愛気もあるというものだが、正々堂々とフィクサーヅラをしてカメラに向かって嬉しそうに喋りまくっている。間抜けがシャツを逆さまに着て、空を飛んでいるようなものだ。
　こういったヤツをきちんと罰してもらいたい。全国津々浦々で行われている『重鎮による選挙談合』が少しは減るだろう。