政治への信頼とは

 「先を見た政治が望まれる。10年先20年先を見た政策を」としばしば述べているが、将来ビジョンを見据えた政策を掲げるに必要なのは、揺るぎない信念だ。頑なすぎるのも困るが、ちょっとした事で引っ込めるようじゃ誰にも信用されない。ポピュリズムはびこる昨今だが、鉄の信念は世を動かしうる。常人には思いもよらない将来ビジョンを創り上げるのが政治家の務めだ。
 政治家が世論を気にしすぎるもどうかと思う。例えば今の政権だが、統一教会問題で最初は「党ではなく政治家個人の問題」としていたが、マスコミ論調の強さに気圧されて全党調査をやったかと思えば、今度は逆風やまず質問権を初めて行使して調査を決断した。問題は調査をする、しないではない。やるならハナっからやってもらいたい。人に言われたから、マスコミ論調が厳しいから、世論が騒ぐから、なんてことばっかりやっていると最終的には信頼されない。
 困っている人が多いから補助金を、陳情が多いから援助を、市民や地元商店に受け入れられそうだから割引商品券を、なんてやってるのを見せつけられると、有権者ニーズが爆発していくばかりで、次の政治家にツケを回していくだけではないか。
 単純にイエスでもノーでもない。意見聴取・陳情を受けた後に、それを参考にしながらニュー政策を生み出して欲しいと思う。
 
 

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