世代間感性の違い

 防衛力強化の議論がようやく政府で加速している。各種世論調査では、防衛力増強賛成派が多数になり、地方紙連合の調査では半数の人たちが日本は戦争をする可能性があると考えているという。
 大変な世の中になってきたものだ。何せつい数十年前まではずっとお花畑天国に住み続けていたものだから、非武装中立なんて真面目な顔をして論じあっていた。しかし今の20代〜30代の人たちはその青春時代、中国はすでに軍事大国だったし北朝鮮はブイブイいわしていた。ロシアは「おそロシア」で、韓国はもう友好国とは言えなかった。そんな周辺4国に囲まれて、危機感が育成されないはずはない。
 防衛力増強の世論は近年の国際事情以上に、年寄りの発想が世の中から減っているからのように感じる。
 大学のエライ先生が朝番組で「北朝鮮の子どもたちに罪はないんです。学校には同じような援助が必要です」と言っていたが、どこの世界に自国周辺を火の海にすると公言している領主様の崇拝写真が飾ってある学校に補助を出す国があるのだろうか。
 しかしながら政治はいつも、国民意識や発想の後手後手に回っているようにしか思えない。貧国日本まっしぐら問題はどうするのか。多くの就活学生はもう日本企業を見ていない。少子化問題とか無年金貧乏老人大量発生問題とか、タワマン老朽化問題なんて、ホントは誰も真剣に考えてないのだろうな。
 

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