統一教会問題が収まらない

 いや、すごいことになってしまった。統一教会である。
 自民党の重鎮が統一教会に選挙協力をしてもらったとか会合に出席したとか、すごい勢いである。野党の議員も、関連出版物の取材を受けたとかいろいろお付き合ったとか、様々に喧しい。それにしても今さら何を騒ぐのか。「安倍元総理を銃撃した犯人の思うツボ」と誰かが言っていたが、その通りだ。
 「非社会的な活動をしていたのを知っていて、何故付き合っていたのか」と論ずるマスコミは多いようだが、本当にそうか?じゃあどうして、御社はその非社会的な活動を報じ続けなかったのか?日頃から許せなかったなら、一定の終着が見えるまで報じ続けるのがマスコミの義務ではないのか?要は世論が収まらないから、面白いから、叩けば売れるから、マスコミは今大騒ぎしているだけだ。
 選挙のお手伝いを黙ってしていただける集団は、候補者にとってありがたい。候補者は100パーセント断らないだろう。統一教会に限らず、選挙を一所懸命に手伝う宗教は少なくない。そしてどこの教団が候補者に手を差し伸べても、それを断る候補者はいない。ただし例外はある。マスコミや世論に反した宗教か否か、である。世論が許さない教団にお手伝いを願うバカはいない。例えばオウム真理教の流れを受け継ぐ教団だ。その他、カルトと見られるいくつかの教団だ。
 統一教会は多々問題はあったとしても、世界的な活動もし続けているし、世界の名だたるリーダーも祝辞なんぞ送っているし、反共だし「まあ、いいんじゃねえの?自分の知り合いに金を取られた人もいないし。よく知らんし」と多くの人たち、マスコミは思っていたのではないか。
 銃撃事件と日本搾取の意図が広く明るみになって、今までも詳しく知ってたヅラをして「付き合っていた政治家はけしからん」と言ったって、政治家の方だって真剣に付き合ってたわけじゃない。ただ利用しようと思っていただけだ。末端の信者さんは統一教会に限らず、真面目で真っ正直な人が多い。
 ここは自民党としては、どうにかして決着をつけなければならない。中途半端な党内調査をして反発を食らったが、「今後お付き合いをしたら除名だかんね」以上の明確なる決定をしてほしい。
 

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