若い人達が投票に行くように、様々な工夫、ツールが出現している。候補者や政党はもちろん、多くの団体や金儲けを狙う企業なんかも正義ズラをして積極的なようだ。しばしば述べてきたが、私はどうして投票率が低いと問題なのか、よく分からない。投票は義務ではなく、崇高な権利だからだ。投票したい人だけ投票すれば良いと考える。牛を川に連れていく事はできるが、水を飲ませることは出来ない。水を欲していない牛には何をしても無駄だ。
自分の好みの政策を選択して打ち込んでいくと、支持すべき政党や候補者が出てくるアプリがあるという。綺麗なお姉ちゃんがテレビで「こういったものを利用するのも良いのではないでしょうか」と言っている。ふと(終わったな、民主主義)と思った。いやいや、きっとまだ大丈夫だ。ただの玩具と思いたい。
これは手っ取り早い情報収集だ。いや、情報収集にもなっていない。制作者側のバイアスや作為は本当に無いのだろうかと疑うのが普通では無いか。仮にそれが無かったとしても‥である。
一つ一つの言葉、経歴や立ち振る舞い、ルックス、湧き出る政策やそれを提示するための努力など、総合的に支持を決めるのが選挙だろう。「そんなに熱心な人は今どきいませんよ」と言われるかもしれないが、その中の一つでも選択理由として選んだ方がまだマシだ。こいつらは結婚相手もアプリで選択するのだろうか。あっ、もうそうなっているのか。
「これで決めるわけじゃありません。ただ参考にするだけです」嘘つけバカヤロー。使って選択した人1000人のサンプリング調査をやってみたい。
そのうち政治家も不要になってくるのではないか。きっと不毛な社会になるでしょうな。
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