少子化が加速している。出生率低下は六年連続で、かつ81万人になってしまったのが推計より六年早く到達しているという。少子化の話を聞くと、日本の政治に絶望的な気持ちとなる。少子化は30年以上前からマスコミその他が警鐘を鳴らしていた。先の課題に対して、政治家は何一つ、これっぽっちも有効な手段を生み出せない。素人以下だ。政治課題としてホントーに、何も先を考えないのだから。このような事を言うと「いやいや、やってますぜ。バカにするな」と鼻の穴を広げて主張する奴らが必ずいるが、大体全員極端な間抜けズラをしている。
日本の選挙制度は国の将来を考える政治家を育てるようにはなっていない。10年先すら考えない。何がヤバいって、国の存続を考えた時に選挙制度がイノ一番なのではないだろうか。百年先とは言わない。せめて20年くらい先の心配を、あらゆる政治家は考えて行動して頂きたい。国家的食糧戦略、国家リーダーたるエリート教育、世界に対応できるインテリジェンス体制、ホワイトハッカー育成、北海道の水資源問題、膨れ続ける生活保護費と無年金老人の爆発的増大、そして本物の産業育成と経済ビジョン‥、このままではたぶん何一つ解決しないだろう。
地方の首長だって、今現在置かれた課題のみに傾注する人がいる。先の問題は票にならないかもしれない。しかしそれを考え実行する政策をしっかりと広報していけば、住民は必ず分かってくれる。地域住民〜有権者を舐めてはいけない。
私のクライアントである関東の市長が、健康保険についてこう言った。「10年くらい前に、市町村で住民負担の差が大きくなってくるのは分かっていた。だから俺は市民負担が増大しないよう、〇〇を行って一種の積み立てみたいなことをしていたんだ」感動もんである。
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