共産党の委員長がものすごい事を言った。「自衛隊は共産党としては違憲の立場を貫くが、党として参加する民主的政権の対応としてはどうなるか。自衛隊と共存しているので、政権としては理の必然として合憲の立場をとる」いやあ、あまりに堂々と言っているので「そうなのかあ」と普通に思ってしまった。いくら何でも柔軟すぎないか。自衛隊を合憲とする政権には加わりませんとか、政権の中で合憲とする判断を覆させますとか言ってくれ、共産党。
例えて言うとこうだ。「私は原子力発電には断固として反対しますが、自民党の公認候補ですので、当選の暁には理の必然として原発賛成の立場を取ります」こうまではっきり言えると尊敬にすら値するが、私などは政治家の資質どころか人間としてどうなの?と思ってしまう。
小泉郵政選挙以来、選挙の必勝パターンとしてワンイシューが特に首長選挙で有効とされるが、これは公約が一個だから有権者に覚えてもらいやすいため、ではない。何がなんでもこれをやり遂げます、といった強い決意のメッセージと感じるからだ。「私は市議会議員になっても、大したことはたぶんできないでしょう。所詮30人の中の一人ですからね。私なんざ、そんな程度ですぜ。しかしですよ、私は絶対にこれだけはお約束します。小学生の医療費無料化を中学生までにします。我が県でうちの市だけなんです、まだ小学生までなんて。政治生命を賭けて、これのみに命懸けで取り組みます。他の政策は他の先生方に委ねてください。私の存在意義は子供の医療費無料化、それだけです」おそらく若い若いお母さんお父さんを越えて、おばあちゃん、おじいちゃんの票まで集めると思う。
政治家の決意と柔軟性はどちらも必要ですけど‥‥。
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