今さらこんなこと言うのも恥ずかしいが、ITの社会に及ぼすパワーと功績は計り知れない。電気、水道、電話などのインフラはもちろん、あらゆる産業に関係している。農業漁業から始まる食糧生産だってそうだ。国防もIT抜きにはもう不可能、ミサイルよりもハッカーが他国にダメージを与える時代なのだから。
その割には政治家はこれに言及することが極端に少ないように思う。岸田総理は3年間で4000億円を人材投資に振り分け、デジタル関連スキルの取得のために投じたいと言ったらしいが、何だかパッとしない。これが日本の命運を握る政策と予算なのだろうか。たった年間1300億円だ。金額はまだ譲るとしてビジョンが見えてこない。デジタル関連スキルの人材育成?何だ、そりゃあ?
いっそのこと、わずかの超エリート集団を作ることに徹してはどうか。100万人がパソコンスキルをちょこっと上げるより、20人のスーパー天才ハッカーを育てた方が国家のためになる。ホワイトハッカーが今後の国家を守っていくのは間違いない。他の99万9980人はパソコンをちょこっといじれれば良いだけなので、本でも買って自分で勉強しなさい。
スーパーホワイトハッカーを養成する幼稚園、小学校、中学校、高校を一つづつ作る。もちろん一貫校で、中学からは全寮制だ。大学はいらない。年齢的にもう遅い。予算は集中してふんだんに投入する。毎年20人のエリートが育てば十分だ。
せめてホワイトハッカーを養成する高校を、どこかの県か市は作らないだろうか。全国から若者が集まってくるような気がするのだが。
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