現在地方在住が多くなっている。地方へ行くと菅総理への不満がいっぱいだ。おそらく官邸周辺にいると、それがどれほど深いのか分からないだろう。菅総理との二連ポスターが貼れないという千葉県内の事情が記事になったが、地方によっては今やそんなものじゃない。はっきりと忌み嫌われている。選挙に弱い候補者であればあるほど「戦えないじゃないか」と言う声が多い。街場ではワクチン優先順位、オリンピック後の爆発的感染者数、飲食店等対応など、常に文句を言われる。
首相支持を早々に二階派が打ち出した。みんなで菅総理を担いだのだから、支え続けるのは当然だという意見らしい。本当にそうか?嘘に決まっている。いったん選ばれたらずっと支持しなければならないという理由はなく、屁理屈にもなっていない。
要は選挙後の派閥のポジション争いだ。未だにこんなの自民党内では通用するのだろうか。派閥から金もポストも回ってこないと嘆く若手は多い。それ以上に自分の選挙が大事だと考える方が本筋だろう。
派閥に従うのは本来は筋なのだろう。しかしその派閥に、筋に応える力が残っていない時代になっているのはもう明白だ。総裁選は無記名である。派閥力学がどこまで通用するのか、若手が行動する素地があるのか、現代自民党を観察する良い機会なのかもしれない。
ちなみに今回の総裁は密室とか国会議員投票ではなく、党員を含めたフルスペック投票になるだろう。楽しみは倍化する。
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