ある地方に長期出張し、そこの後援会事務所にいる。いつも選挙は辛くて楽しい。こんなことをもう三十年近くやっているが、若い頃と違っていくらでも長時間働けるというわけにはいかない。深酒を避け、健康的な食事をしている。
事務所にいると大概は太る。偏った食事になりがちだし、なんだかそこら中にお菓子が常に転がっているからだ。食べたくもないのに、いつに間にか口にしている。
公示を迎え本番に入ると、事務所滞在者は弁当暮らしとなる。毎日昼、夜と大体似たような弁当になる。ほとんどが揚げ物だ。野菜不足となり、ほぼ全員便秘になるので気を付けたいところだ。
気が張っているので体調を崩すことはあまりないが、終わるとかなりの蓄積疲労を感じるはずだ。投票日に逃げなければならない人は、山奥のひっそりとした温泉に行くのも良いだろう。
候補者の疲労はそれどころではない。宣車に乗り続ける、話し続ける、電話し続けるための体力は、中盤を過ぎたところでみるみる減退していくだろう。近所にある懇意な医者に、いつでも点滴を打ってもらえるように頼んでおきたいところだ。
選挙はドーピングの禁止はない。ただしお金のドーピングには十分に注意していこう。自分の知らないところで配られていると、連座性が待っている。
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