無所属候補の戦い方

 解散総選挙が近い。衆議院選挙は政党選挙の色合いが濃い。ゆえに無所属候補は圧倒的に不利となる。まず使用できるブツが、政党候補よりも少ない。政党の公認候補者に許されるものが、認められないのだ。無所属候補は1、政党車が使えない。2、A3ビラが作れない。3、A全ポスターが作れず、掲示板ポスターのみ。4、二万枚の選挙はがきが出せない。その他政党から支援されない不利な事はまだまだある。
 しかし嘆いてばかりでは、一歩も前進しない。政党の風に影響されない個人の戦いが思いっきりできるのだと割り切ろう。ゆえにここは、空中戦よりは地上戦が有効だ。公示直前まで徹底して選挙区内を歩き抜こう。マイクとスピーカーを持って、辻立ち演説プラス個別訪問だ。ちょっとした人の集まりを見つけたら、一直線に飛び込んで行けば良い。常にカラー名刺を数百枚ほど用意しておこう。
 自政党の風色があまりに悪いため、あえて公認を取らない候補者だって少なからずいた。「私は無所属なので、比例並列がありません。まさに退路が無い小選挙区だけの候補者なのです。対してあちらさんは比例の一位。どうせ議員バッジが付くのですから、是非とも私に一票を」なあに、あちらだって比例一位とはいえ、並列の一位だ。単独一位ではないので当選は決まっているわけではないのだが、そんなこと知ったことじゃない。それでも「比例一位」のワードは一人歩きしていく。
 無所属は候補は本物の力がなければ当選しない。地道な日頃の活動がものを言ってくる。自信を持って選挙に挑もう。
 

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