衆議院議員選挙は最も政党の力が反映される選挙だ。自分が公認になる政党が上潮にある場合はテキトーな活動で通る時もあれば、力のある候補者が真面目に運動をしていても負ける時がある。やってる側から見ると何とも不条理に思えるが、選挙の真髄かもしれない。
イケイケの場合は良いのだけども、逆風の中にある場合はどうすれば良いのか。まずは選挙の基本中の基本、王道以外にありえない。戸別訪問、辻立ちの回数を上げていき、解散を迎えるのがベターだ。周りを含めて、運動の総量を上げていく。そのうち風向きも変わるかもしれない。もっとも選挙直前になって急に勢いを付けても、どうせ選挙前だからだろうと有権者に見透かされる候補者が多い。日頃の活動がやはり大切であるというところだろう。
広報戦略には是非ともひと工夫を凝らしたい。重要なのは「うちの政党のダメなとこばかり見ないで下さいね。私は政党のワクを超えて、こんなに素晴らしいアイディアと行動力があるんですぜ」というアピールだ。
ここはやはり日頃自分の専門としている分野を訴えたい。特別何も持たない候補者の場合、無理矢理それらしきレイアウトの印刷物にしよう。取り上げる政策課題のスペースとデザインで強弱を付けるのだ。トレンドはやはり経済、景気回復、雇用と医療・福祉の分野。最近では教育・子育ても人気上昇中だ。ここら辺りで光る独自のものを大きく取り上げたい。とんがったものの一つや二つは是非とも入れていきたい。
急に落下傘を上から指示されて、公示の何日か前に初めて選挙区に入って戦う人だっている。まだまだ時間はあると考えて丁寧に大胆に進んでいこう。
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