野党の女性議員が不倫をしたとかしないとか、随分と週刊誌その他で忙しい。そういえば弁護士と不倫したと文春砲が飛び、不倫相手の妻が自殺したという野党女性議員もいたが、今回とりあげたい問題は不倫そのものではなく、不倫議員の発言〜発想だ。
彼女はかつて安倍総理の病気を批判した。失言はまあ、この際良しとしよう。だがその際野党の仕事は政権批判だ、といった考え方を披露していたが、これは勘違いも甚だしい。野党議員は政権批判をするのがメイン業務ではない。こういった考え方だから、もうずーっと野党はダメなのだと思う。野党のだらしない現状が長期続いているのは、民主政権への根強い有権者のトラウマだが、それ以上にこういった思想が支配している間は日本の野党は浮かび上がれないだろう。
野党の本来の仕事は対案を出すことなのだ。ギャーギャーと文句を言ったり騒いだりしているだけでは、必ずしも議員である必要はない。現野党グループの政策といえば多くの国民は、歴史的に何を思い出すだろうか。政権についた当時の子供手当と農家戸別補償以外、私は何も思い出せない。もし対案を出し続けていると強弁するなら、よほど発信力が無いのだろう。
どんどん国民をハッとさせる対案を出して欲しい。国民が納得する対案を出してほしい。安住衆議院議員は「野党の政策は犬も食わない」と言ったらしいが、国民のためになる野党政策は国民の方が放っておかないだろう。
新人首長候補は間違っても、現職批判だけに終わってはいけない。有権者にバカにされ政治生命はソッコーで無くなってしまう。
ネガティブキャンペーンは絶対に必要だ。ただしそれは政策、政治哲学レベルで行うべきであって、人格批判などはゲスいだけである。
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