特例としてワクチン注射が歯科医も打てるように、政府は検討に入った。65歳以上のワクチン接種が始まり、多くの市町村で看護師不足が深刻化しているため、注射の担い手を増やし人員を確保する。世界の中で日本は、ただでさえワクチン接種が遅れている。もう待った無しの状況だ。
これぞ政治だろう。この緊急時、フレキシブルな対応は久々に胸のすくような決断だと思う。今までのGO TOをはじめとする既定路線の硬直化は何だったのだろう。
私なんぞは子供の頃から、歯科医には少なくとも30回くらいは歯茎に麻酔を打たれている。トラブルが無いのは勿論、ほとんど痛みを感じたことはない。献血や健康診断の採血で、気を失いそうになった経験がある私の言うことに間違いはない。歯科医がワクチンを打てないわけないのだ。
必要な時に必要な判断をスピーディにする。これこそ国民の求める政治的判断であろう。国の決定プロセスは大変だ。議院内閣制なのだから容易ではないと思うが、やろうと思えば可能なのだ。まして大統領制である首長にできないわけがない。
政治が決定すれば、概ね我が国はそれに沿って進んでいける国民性と国家体制だ。政治家は「この連休は国民の中にゆるみが見られた」なんて言ってないで、きちんとしたリーダーシップを発揮するべきだろう。
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