コロナの緊急事態宣言が全面的に解除された。しかし全国の新規感染者は増加傾向が続いている。首相をはじめとするスタッフらは、悩みに悩んだに違いない。あらゆるデーターを取り寄せ、各界有識者の話を聴きまくったことだろう。
こんな難しい判断は近年では稀に違いない。乱暴に言ってしまえば「健康を損なって死ぬのか、金が無くて死ぬのか」の選択につながるのだから。誰の意見を聞いても、それは正解ではないのかもしれない。
本来こういった時にこそ、総選挙をやるべきではないか。国民の意思はどうなのか。「徹底してコロナに対処するのか、それとも経済促進へGOか」「オリンピックは実施か中止か」微差ならば政治が鋭意再検討して決めれば良いが、圧倒的な差があればそれが国民の総意に違いない。
本来政治には中庸があって、しばしばそれが尊重されるが、今これに至ってはそれは許されない。ハッキリと意見を言わない党は、この選挙では即退場モンだ。百歩譲って各党には割合を示させよう。「コロナ対策7 経済政策3」とか。
何だかどっちつかずの意見を言っていたり、ただ批判ばかりしていたり、選挙での争点が皆無に近いためマスコミが無理やり論点を提供したり、そんな選挙ばかりで有権者はもううんざりしている。「原発を誘致するか否か」「米軍基地を認めるか認めないか」これぞ選挙そのものだ。そもそも国民生活に危機要素いっぱいの国で、投票率促進運動など呑気なことをやっているなんて所は世界には無い。
投票率を高くしよう、若者の政治意識を高めよう、などと政治家自身は不毛なことを言ってないで、ここ一発解散総選挙で国民の意思を聞いてみてはどうか。
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