ワクチンツアーに、世界の富裕層が群がっているらしい。
「金の格差は命の格差」国民皆保険制度の無い国では、この言葉はさらにリアルだ。アメリカでは一回救急車を呼ぶと30万円、フランスで盲腸の手術をすると80万円と聞いた。何も珍しいことではないのかもしれないが、やはり〝何だかイヤな苦味〟が残る。
我が国では自殺者が久々に増加した。経済的困窮から死を選ぶ人は少なくない。自己責任の部分もあるのかもしれないが、社会的システムがもっと機能していれば、救える命もあったはずだ。
AIは多くの職業を奪うくらいになるという。会計士やコンサルタントも凌駕する時代が来るらしい。政治家による政策選択も、A1によって峻別される時が来るだろうか。
努力し続けているのに本当に困っている人を数値化できれば、補助政策は完璧なものに近づくかもしれない。無駄なバラマキが無くなるのだから。
しかしそんなA1に負けることなく、生身の首長や議員に頑張ってもらいたいと考えてしまう人は、きっと少なくないだろう。
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