久しぶりに八重洲ブックセンターに行った。
昨年末に上梓した拙著「不本意ながらいきなり手錠」(さくら舎)が平積みされていた。それにしてもすごい数の本の洪水だ。出版不況が長く続いているが、一年間に出版される本はおよそ七万冊らしい。七万冊の本の中から我が著書を選んで買ってもらうのは、本当に大変なことだなあと思う。
しかし人は一年に一冊しか買わないというわけではない。十冊買う人もいれば三十冊も買う人だっているはずだ。ここは前向きに考えなければならない。
自分を有権者に選んでもらうためには、どうすれば確率を高めることができるだろうか。本はもう書き終わっているから、内容は変えようがない。候補者だって、人間をガラリと変えるわけにはいかない。
しかし本と違って候補者は、工夫次第でいかようにも化けることができる。主義主張のことではない。是非とも今一度、前向きに考えてみたいものだ。
女性候補はメイクとヘアスタイルだけで一変する。改めて専門家に一度身を委ねてみるべきだ。おじいさん候補だって同様だ。一回服装を見直してほしい。
「自分はルックスで売っている政治家ではない」という理屈はよく分かる。しかしどんな人もルックスを舐めてはいけない。清潔、爽やか、健やか‥まだまだキーワードはある。
人に見られてナンボの商売なのだから。
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