巨大な相手候補に立ち向かうとき

ソフトバンクが日本一になった。巨人は4連敗した。いや、8連敗だ。つまらない。見る気も起こらなくなってくる。アマチームに力をつけてやる練習試合みたいだ。

四試合目の昨夜は、巨人の選手たちはどんな気持ちで試合に望んでいったのだろう。絶対にマスコミ等には出てこないが「勝てるわけがない」と諦めていた選手が結構いたのではないか。プロであるならば尚更、力量の違いは前の3試合で分かりすぎるほどだったろう。「歯車が一つ違えば‥」などと、この期に及んで能天気に考えられる選手は少数派だったのではないか。

選挙でもそういうケースはある。理由は様々だが、撤退は許されない。相手陣営は圧倒的な力量を誇り、どう考えても勝ちようがない。そんな場合、何を考えて戦うのか。

このような陣営の仕事も依頼されたことがあるが、何度かそれをひっくり返して勝利した。

勝ち方は共通していて“ただ一点だけ相手に勝る点を洗い出し、それを選挙の争点に無理やり持っていった”ことである。

相手がやり手の現職だったならば「この税金の使い方はいかがなものか。こんなものに使うくらいなら市民の〇〇に使え」。調子に乗ったブイブイな首長ならば、一つや二つ、つまらないことに多額の税金を投入している。

相手が難攻不落を誇る現職だったならば「市の借金を放っておくな。次世代にツケを払わせるな」。良好な財政を誇っている自治体は今や激レア少数派。アラを探せば、何かしら出てくる。

相手がビッグな中央の重鎮△△と二人三脚で長年やっているならば、とにかく「反△△、反△△」。いかに隆盛を誇っていても、大物であれば相応に反△△は存在しているので、そこを動かして火を付ける。

重要なのは、あれもこれも言って歩かないこと。雪崩れを起こすためには、そんな時間は無い。ただ一点のみの主張をどこまで貫けるか、強く主張できるかがポイントだ。

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