弱者とは誰?

有名人の自殺が多くなっている。どうして?と謎も多いようだ。世界中を震撼させたコロナ社会は、我々の想像以上に大きな影響をこれからも及ぼしていくのだろうか。

多くの人は「あんな容姿端麗で、お金もあるだろうし、社会的にも認められている人が‥」と不思議に思う。しかし個人の悩みなんて、他の人には窺い知れない。それは誰もが同じだろう。

本当に困っている人、悩んでいる人は助けられるべきだ。相談する人や機関も必要だ。

超資本主義が突き抜けた先は、弱者への思いやりが政治課題となる。いや、それ以前からも弱者救済は大きな課題の一つだった。では弱者とは誰か?経済的困窮者か、ハンディキャプを持つ者か、それともマイナリティか?

こんな社会になると、月々家賃を払っている飲食業者も弱者ではないか。じゃあ今まで散々儲かってきた大規模高級レストランはどうなんだ。家賃負担と人件費負担で倒産もありうるし。いや、経営者はまだしも、その従業員と家族はどうなんだ?子供の授業料を払えなくなると高校中退だ。なにっ、私立の中高一貫校だって?じゃあ弱者と言えないだろう。やめさせて公立に行かせろ‥‥。

議論は尽きないだろうが、より多くの人を納得させられる弱者規定を作成して、政策を推進していく政治家が支持を得られる世の中になってきている。

どう決定しても、一定数以上の反対者はいる。とかく反対者とは声が大きいものだ。声が大きいか否か、ではない。多くの人を納得させられるか否か、である。

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