安倍首相が在職連続最長記録を作った。今日で2799日、佐藤栄作首相を抜いた。実にめでたい。ある程度、平和が続けて来られたのだと思う。
しかし何か寂しい。安倍首相のイメージの中に、画期的な政策がすぐには思い浮かばないのだ。安倍首相と言えばまず思い浮かべるのはアベノミクス、ついで‥前政権から株価が上がったこと、選挙に強かった、あとは‥森友と加計と桜を見る会?いや、もっとたくさんあるはずだ、何しろ長かったのだから。
過ぎ去ってみればアベノミクスもよく分からない。金融操作以外に何があったのか。これからの日本人はこれで食って行こう、といった指針が生まれたわけじゃないし。総合的に安倍政権はよくやったと思う。しかし国民イメージは、さほどでもないと考える。政策面での強烈なリーダーシップが思い浮かばないからだ。
地方自治体はもうすっかりサバイバルの時代を迎えている。現状維持政策イコール衰退の時代にあって、はっきりとリーダーシップを感じるような舵取りをしていかなければ地域住民の未来はないと。賛否はあれども、コロナ渦の中で各県の知事はリーダーシップの有無が明確に映し出されたと感じた人も多かっただろう。
長いか否かではなく、未来を示すはっきりとした政策とリーダーシップを示せるかどうか。令和の地方自治体は問われると思う。
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