米大統領選でバイデン氏がリードしている。就任時78歳、史上最高齢となってしまう年齢がウィークポイントらしい。本当にそうだろうか。
老害だとか硬直化とか言って、年配政治家を排斥する活動が見られることがある。昔はいざ知らず今は、それはピント外れというのが私の考えだ。頭脳明晰でフレッシュな思考形態の年配者は社会にたくさんいる。老齢者にフレッシュな考え方は出来ない?そう思う人間は、考え方がフレッシュではないのだ。人生100年時代、人によっては70歳80歳はまだまだだ。
年齢が問題なのではない。議員はまだしも特に首長は多選が問題なのだ。多選からマンネリズムが生まれてしまう。5期もやってこの程度かよ、全然良くなってないじゃないか、そんなのばかりだ。対して新人首長は年齢に関係なく、私にはエネルギーが満ち溢れて見える。
現状維持が難しい時代だ。マンネリズムは通用しない。思い切った政策を取っていかなければ、自治体運営は難しいだろう。ほとんどの自治体は、深い経験や洞察、蓄積から生まれる斬新で厚みのある政策を必要としている。長期的な視野も重要だ。ほんの数年前と大きく違って、首長は本当に難しい。首長次第で地域はすぐ変わる。
有権者は候補者がどういった老人なのか、しっかりと見極める眼力が求められるだろう。
コメント