私立高校の無償化が議論されている。維新は予算を人質に、所得制限の撤廃を訴えている。維新は、いや、自民も立憲も本当に意味が分からない。今以上にお私立高校に援助をして国家がどうなるというのか。
そんな金があるのなら、全国各地の子供達の基礎教育力アップと科学技術教育にふんだんに金をかけろというのが私の意見だが、その前に公立小中学校の先生が圧倒的に足りていないという現状がある。
さらに問題なのだが、私立高校への助成で子供達の理系脳は激減し、科学技術立国どころか今以上に減退していくことが決定してしまった。
事は簡単。同じタダなら施設の充実した私立高校人気が増える。公立は五教科受験で、私立は三教科受験だ。理科なんぞ勉強しなくていい。受験者が増えて、偏差値も上がる。圧倒的に増えていき、人気は上昇する。そのうち三科目受験がスタンダードになる。私立に客を奪われた公立高校も、そのうち三科目受験を考え始める。負のスパイラルだ。
二十年後の大学生は30万人を切る。理系の大学生は二割もいないだろう。ひょっとしたら、一割くらいかもしれない。科学技術教育の裾野が極端に狭まり、日本は科学技術三流国に成り下がる。もちろん産業の衰退化は止まらない。
たかが今年度の国家予算ごときで、日本の将来が潰される。
意味が分からない

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