東京都の教育支援がエグい。悪い事ではないと思うが、もっと違った教育支援にできないだろうか。高校無償化ばかりが脳ではないだろう。第一年収九百万円ある家庭に、国からの支援の他に十二万円近くも必要なのだろうか。もちろん子供の数や塾など、教育には際限なく金はかかる。しかしもっと支援する場所が多くあるのではないか。
近隣他県との格差が怨嗟を生んでいる。東京都まで百メートルの人が差別を感じるという。しかし本質はそんなものではない。例えば札幌まで車で七時間もかかるような北海道〇〇郡〇〇町との格差だ。中学受験はおろか私立高校に行く術がない。英検一つ受けるのに、交通費や場合によっては宿泊費が必要なのだ。
教育格差とは親の金ではない。私は地域格差だと思っている。どうして東京都港区の生徒が、海外修学旅行に一人あたり五十万円も補助されなくてはいけないのか。そもそも公立学校の先生不足は、深刻の一言では済まされないほどだというではないか。
あまり金にモノを言わせすぎてはいけない。そのうち東京都庁は必要な人材をかき集めるため、優秀な地方の学生らに金を支払うのではないか。それでは飢饉の娘売りだ。
もっと国全体のスケールで教育を考えなくてはいけない時代になってきた。若い女性の地元離れも地方都市の消滅問題も根っこは一緒だ。中央集権は時代に逆行していると思うが、こと教育に関してはもっと地方に金を使うべきではないのか。
将来の日本国家の骨格を丈夫にするためには、もっとお金の使い方に知恵を絞って欲しい。私は小学校の基礎教育と科学技術高等教育に超重点配分すべきだと考える。その中間なんぞ、ほったらかし温泉で結構だ。特に雨タケノコのように増殖してしまった訳の分からないFランなんぞ速攻でお取り潰しだ。
地方に天才の芽はいっぱいある。地方行政にもできることはたくさんある。
笑わせる教育格差論

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