新しい学校のリーダーズと候補者討論会

 セーラー服を着た四人組が踊っている。ここ数年やたら目につくが、メガネをかけた娘から問答無用で目が離せない。ニュースなどにも出てくるが、四人組が出てくるとメガネの娘をガン見してしまう。いまだに他の三人をチラリとも見たことがなく、たぶん若い女性だろうということしか分からない。いや、分かろうともしないし出来ない。
 一体この吸引力は何なのだろう。「俺を見ろ、他を見るな。俺だけを見ろ」と言っている気がしてならないのだ。決して「私」ではない。「俺」以外の言葉は浮かばない。
 冷静に分析してみたが、明快な答えは見つからなかった。一人だけのメガネが際立っているのか。いや、違う。そもそもメガネをかけている人の率は、多分世の中でも数十パーセントくらいだろう。特異なケースではない。動作による迫力か。いや、それも違う。他の三人と動きを比較して見ているわけでもない。ヘアースタイルでも顔でもない。そもそもこのメガネをかけた娘と道端ですれ違っても、私は絶対に分からない。この娘特有の絶対的総合力によるカリスマ性としか言いようが無い。。一つだけ言えるのは目力だ。
 もちろんこの四人がセーラー服を着ていなかったら、おそらく着目はしなかっただろう。四人の区別もつかなかったかもしれない。総合演出力と総合カリスマ、恐るべし。
 これがもしCMではなく、候補者討論会だったならどうだろう。話す内容がチョボチョボだったとしても、圧勝間違い無しである。
 「好感度の演出」から一歩進んで、「カリスマ性の演出」を目指していこう。

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