みそぎとは何か

自民党総裁戦で、候補者によって裏金議員への対応が分かれている。一つの争点になってくるかもしれない。石破氏は厳しい処分を口にしたが、旧安倍派の反発に票が逃げることを案じてか発言が後退したようだ。
河野氏は裏金と同額の返金を主張した。これに対して武田良太議員が反発の狼煙を上げた。一事不再理が主張の基となっているようだが、これはちょっとズレている。そもそも裁判ではないのだから。総裁選に勝てるか勝てないか、もっと言えば総選挙で全国の自民党候補者が勝てるかどうか。党としてのスタンス、国民へ示す姿勢が問われているのだから。
さらに突っ込めば、河野氏の金を返せば許されるといった考え方にも、国民的にはあまり賛同を得られないような気がする。脱税者は追徴金を取られたり、犯罪者として捕まるではないか。特捜が出張ってきて「返したから良いだろう」で済むわけがない。
 ここはやはり非公認が適切ではないか。公認されない候補者は比例復活が無いので、そこは苦しいだろうが、まんざら不利ばかりではないだろう。金を返せばみそぎが済んだのではなく、有権者に選ばれてこそのみそぎだ。何かと批判される比例代表並列だが、堂々と小選挙区で勝ち上がってくれば、もう誰も文句は言えなくなる。
 有権者の判断は何より重い。いや、それが全てではないだろうか。どこだかのゴーマン・パワハラ知事が「自分は有権者に託されているから」と辞職を拒んでいるが、勘違いも甚だしい。投票して頂いたのはタイミングとして、パワハラ野郎だと知られていなかった時だ。大問題を引き起こして二人の命が失われた現在でもその意識が不変ならば、辞職して出直し選挙をやればいい。そして堂々と同じセリフを吐けば良いだろう。
 こういう首長が現れて任期がまだたっぷりある場合、住民はどうすればいいのだろうか。リコール活動の壁は高いだろうし。おっと、有権者に選ばれたわけでもなく、比例復活で政党が選ばれただけなのに、辞職しないパパ活議員もいましたね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました