パリオリンピックでの日本選手の活躍が連日伝えられている。そちらはそちらで熱いのだが、日本国内の方はとても暑い。
毎年のように、夏がより暑くなり続けているようだ。歩道のアスファルトの上を歩くだけで、立ちくらみがしてくる。これからもずっと続いていくのだろうか。そもそも38度なんて、もう東京は夏を過ごせる所とは言い難い。
これから5〜6年もすると「今日は40度ないので、比較的楽だね」なんてことを平気で言っているかもしれない。冗談ではない。
人の命や人権に関して、ほんのかけらにでも敏感になりがちな昨今、どうにも甲子園が腑に落ちない。選手も応援団も気の毒すぎて、もはや正気の沙汰とは思えなくなってきた。
改革だとか、時代の変化だとか、大胆な変革が受け入れやすくなった時代だが、頑な過ぎる伝統保持には結構揺るぎないものがある。阪神電鉄にドーム化する気はさらさら無いようで、「ブランドを守ることが大切。青空のもとで野球をする最高の舞台」は不変のようだ。
日ハムに逃げられた札幌ドームあたりが、一つ本気になって招聘活動をしてみてはどうか。「若者の命」を錦の御旗に掲げ、日本の気候変化を訴えていく。満更絵空事とは言えないのではないだろうか。百年の伝統は重い?なあに、次の百年を札幌ドームと共に作り上げていけば良いだけの話だ。
甲子園大会は企業だけの枠を超えて、すでに国家的な事象でもある。札幌市議会と市民が中心となって、現代社会と国民の常識に大きく切り込んでみてはどうか。
地方自治体の衰退、消滅が驚くくらいの規模で予測されている。東京一極集中が止まらないなら、住民をリードしながら自治体自ら、文化やお金や人の熱気を都会からゴソッと奪いに行こうではないか。
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