古江選手が世界をとった

 女子ゴルフの古江彩佳選手が世界の四大メジャー大会で優勝した。一時はトップに三打差をつけられ、もうダメかと私は諦めかけたが、三連続バーディは圧巻だった。もの凄い快挙だ。私は嬉しくて仕方がない。
 と書きたいところだが、これはウソだ。実は知らなかったのである。今朝の朝刊を広げたら、スポーツ欄にちんまりと載っていた。これほど焦ったことはない。その隣では古江の快挙以上のスペースで「照ノ富士 綱の責任 万全でなくても復活へ一歩」といった記事が躍っている。私は女子ゴルフが好きだし、土日の夕方は結構テレビでJLPGAを見る。たまたまなのかもしれないが、この快挙は全く引っかかってこなかった。
 テレビニュースではほとんどやっていなかったのではないだろうか。笹尾選手が二度目のメジャー勝利をした時も思ったが、もっと大騒ぎしてもいいはずだ。笹尾選手が優勝した大会は地上波ではやっていなくて、何とBS松竹東急で私は応援していた。いや、それがどうだというわけではないが。
 ここにグローバルスタンダードを持ち出すつもりはないが、世界のマスコミならば、少なくとも小国のマスコミは自国選手が優勝すれば狂乱したかのように連日報じるだろう。どうもマスコミ基準がよく分からない。ゴルフに焦点を当てていない?そんなことはないだろう。松山選手や渋野選手がメジャーで勝った時は、充分に大騒ぎしていた。釈然としない。ニーズを考えても腑に落ちない。
 重大選挙違反と違反とも言えないような現象の区別がつかない報道、揚げ足取りのような政治報道を多々見るにつけ、不信感が募ってくる。必要以上に報道量にバイアスはかかっていないだろうな。
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました