国家、自治体の生き残りを懸ける

 ビッグニュースだ。IPS細胞から生殖細胞が大量作製した。不妊治療へ大きな前進となる。医療ビジネスも動き出すだろう。不妊治療のみならず、国家の発展〜存続への第一歩と考える。科学技術は日本の宝だ。日本の将来を握るキーポイントになる。
 これからの日本は科学技術で食って行くべきかもしれない。ここ何年かは大きく遅れているが、日本人の本来の特性と近代史から鑑みると科学技術は日本人が得意とすべき分野だ。地球環境も平和も科学技術で向上する。そして科学技術で商売ができる。今ニュースでやっているが、塩味を強く感じるスプーンが開発された。高血圧が減り、科学技術は今後健康へもますます大きな役割を果たすだろう。
 現在失われた三十年が四十年に向かって突き進んでいる。トップリーダーが「これからの日本はこれで食っていこう」と指針を示してこなかったからだ。幸せは国民に幅広く拡大させる努力をしなければならないが、国家としての稼ぎを考えたとき、突出した分野、集結主義がどうしても必要となる。グローバル的にも〝全ての産業〟〜なんてもう無理なのだ。
 まずは理系教育と研究に国家予算をぶち込む。多くのマスコミは文系軽視になると反対するはするだろうが、そうはならない。そもそも文系が軽視される社会なんて成立しないし、よしんば減少したならば、人口減ゆえますますこちらも価値が高まる。
 何を行なっても反対者は叫ぶ。利下げになれば株価下落を言うし、利上げとなればことさら住宅ローン上昇を心配しながら生活者視点を力説する。リーダーは時代の総合的利点とマイナス点の大小を考えれば良い。そうしなければ一歩も進まない。先進国としての日本の地位は、もう底辺まで来てしまっている。
 中小都市のトップリーダーにも同じことが言えよう。2050年は四割が消滅都市だ。。生き残りをかけて、自治体として特化すべき焦点を見出し、リーダーシップを持って、そこに行政のパワーを注いで欲しい。

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