私はりんごが嫌いだ。理由はよく分からないが、酸っぱいからとしか言いようがない。しかしりんごよりもっと酸っぱい梅干しは嫌いではない。酢の物も好きとは言わないが、嫌悪感は無い。人間なんてそんなものかもしれない。
自民党の支持者は自民の候補者なら誰でも投票するわけではない。しかし衆議院は小選挙区であるがゆえ、二者択一に近い。こちら側への投票期待はほぼ〝確定票〟としてカウントしてしまう。よく考えれば大きな間違いなのだが、何故か当事者たちはそう考えがちなのが常だ。
市長選でこちら側の市議会議員の票を足して選挙戦を組み考えるのは愚の骨頂だ。市長選と市議選は全く別物と有権者は考えているが、候補者や市議はそうは思っていないのが選挙七不思議の一つだ。
同じように支援を表明してくれた団体、推薦団体などは、全員が投票してくれるわけでは無い。大きな組織になればなるほど、他政党支持者や不満分子が一定以上に存在しがちだ。
だから応援団体、支援団体は「ルートセールス先が見つかった」くらいの気持ちを持って、自分で活動していかねばならない。おんぶで抱っこなんてあり得ないのだが、そう思っていない人たちが多数いるのに驚いてしまう。
支援団体の手を借りながら、自分で開拓していく気概を持たなければ本物の支援は受けられないだろう。そうやってこそ数多くのファン、イコール新たな選挙リーダーを産むことが出来る。さらなる支援はもちろん、その家族、その知人といったように団体を越えて支持を拡大していけるのだ。
選挙の基本は忘れないようにしよう。そこに例外は無い。
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