東京で進む超少子超高齢化

 東京にも確実に超少子超高齢化と人口減の波は押し寄せている。居住区である我が下町が典型的かもしれない。うちから徒歩五分くらいの範囲で、増えたものと減ったものを列挙してみよう。
「居酒屋3軒減、スナック1軒減」二十年前まで広げると8軒減だ。後継者不在が主な原因だ。
「食堂〜レストラン3軒減」うちチェーン店が2軒。コロナが大いに影響している。
「魚屋2軒減」これにて商店街に魚屋は無くなった。魚介が買えるのはスーパーだけになった。両店とも客はそこそこいたと思うが、やはり後継者がいなかったのか。豆腐屋は二十数年前からすでに無かった。
「コンビニ1軒増、ミニスーパー1軒増」二十年前まで広げるとコンビニが三軒減っているので微妙。
「フィトネス系店舗2軒増」一つはボクシングジム、もう一つはお手軽ジムだ。因みに私の行っているボクシングジムはもっと遠い所にある。病院や薬局は増減無し。柔道整復〜鍼灸店も増減無し。東洋医学系はすでに飽和状態か。
「インド料理屋2軒増、アジアン食料品店2軒増」確実にアジア系の増殖を感じる。
「唐揚げ専門店1軒増、衣料品店2軒減」今時の経済界の姿なのか。しかし唐揚げ専門店は早くも青息吐息のように映る。やたら割引券を配っている。

 アジア系が隆盛で、高齢者系も元気な気がする。フィットネス店は若者層が客ではなく、おっさん、おばさん、じいさん、ばあさんがメインターゲットだ。そして商店街は廃れていく一方だ。ここ二十年で店舗数は半分以下になった。若い人たちはもう少し歩いた所の大きなスーパーに行く。スーパーは各店舗とも客で溢れている。
 そもそも百戸くらいの我がマンション内で歩いているのは老人ばかりだ。もう半年くらい子供を見ていないような気がする。
 東京の衰退も学者の分析以上に早いかもしれない。

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